ポーランドランジェリーを支える人々
Boyage for Discovery
special vol.07
support behind the scenes
第二部・サブレンの裏方に迫る
special vol.07
ポーランドランジェリーを支える人々 ~裏方を知ると、もっと楽しくなる~
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第二部・Sawren サブレンの裏方に迫る

ウシュラ ニチェツカ 専属デザイナー
サブレンの最大の魅力と言えば、他ブランドにはない個性的なデザイン。そんなデザインを設計からすべて任されているのが、専属デザイナーのウシュラ・ニチェツカ。サブレンの個性的なデザインは、彼女によって生み出されています。
彼女が考案するデザインはどれも遊び心にあふれており、ひとつひとつに個性的な表情があります。エレガントだったり、キュートだったり、クールだったり、素材のイメージに合わせてコロコロと表情を変えるランジェリー。それは、まさにウシュラの性格そのものを表現しているかのよう。コロコロと表情を変えながら喜怒哀楽をストレートに表現する彼女は、とても懐っこくてチャーミング。嬉しい時は飛び跳ねるように喜び、困ったときは口をへの字に曲げてものすごく困った表情をする。何に対しても精一杯にエネルギーを使って取り組む。そんな彼女のキャラクターが、サブレンのデザインにそのまま活かされているのだと、私たちは感じました。
ウシュラは、小さなアトリエの専用ルームで黙々と設計やデザインを行うことも多いそうですが、人と会う機会が少ない日でもファッションには絶対に気を抜かないというのが彼女のポリシー。小さなアトリエの壁には、一面にファッションスクラップが飾られており、日々イマジネーションを膨らませているのだとか。「大好きなファッションの仕事に関わることができて、ほんとうに幸せ!」ウシュラはそう言って嬉しそうに笑いました。これからも、素敵なランジェリーをデザインしてくれることを期待しています。

エヴァ サヴィツカ セールスマネージャー
表向きはセールスマネージャーとして取引先との窓口を務めるエヴァ・サヴィツカ。でも実は、サブレンの代名詞ともいえる美しいエンブロイダリーレースを調達する役目を担っているのも、このエヴァなのです。
ファブリックの仕入から製品の販売まで、マルチに仕事をこなすエヴァは、サブレン創業者であるレナタの義理の娘(レナタの息子の妻)。学生時代はは外交官を目指して国際コミュニケーションを学んでいましたが、結婚を機にサブレンに入社。現在はふたりの子どもを育てながら、ワーキングマザーとしてサブレンを支え続けています。
エヴァがセレクトするファブリックは、どれもセンスフルでファッショナブル。時にはフランスの超一流ランジェリーブランドとファブリックの調達権を巡って交渉争いをするほどですから、そのセンスの良さは本物です。
創業者のレナタも、エヴァのことを高く評価しています。
「私だったら調達を躊躇してしまうような高級ファブリックも、エヴァは自社にとって絶対に必要だと言って調達する。そして、多くの場合それは本当にヒット商品につながる。価格やトレンドに惑わされないセンスと強さが、彼女には備わっている。サブレンにとってなくてはならない存在」だと。
ウシュラとエヴァ、ふたりの異彩を放つ女性の裏方よって、サブレンはポーランドで唯一無二の存在感を放つブランドへと成長したのです。
ポーランド正教会に守られて
サブレンのオフィスとアトリエは、荘厳なポーランド正教会の森の一角にあり、窓の外からはいつでも教会の建物と十字架を見上げることができます。神聖なる空気に包まれた正教会に守られて、これからもサブレンはさらなる高みを目指して飛躍していくことでしょう。
穏やかな光に包まれて、美を紡ぐ。
正教会の空気に包まれた外の静けさから一変、ファクトリーには絶えずミシンのリズミカルな音が響きわたります。やわらかな日差しが差し込むサブレンのファクトリーでは、30人以上のワーカーたちが働いており、ヨーロッパ各地から調達されたファブリックが、ワーカーたちの手によってひとつひとつ丁寧に紡がれていきます。サブレンのランジェリーには、ハンドメイドならではの温かみがあります。ひとりでも多くの人に、その温もりを感じてもらえたら嬉しく思います。

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