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魅惑のプレイフルランジェリー

恋も人生も、ほんの少しの“スリル”で輝きを増す。 彼と彼女の間に、静かに火を灯すのはプレイフルランジェリーという秘密の駆け引き。 ではいったい、誰が、いつ、どんな時に着るのか?実際のケースを交え、三つのリアルを手がかりに“誰が・いつ”を解き明かし、男女それぞれが喜ぶ秘密のギフト必勝法まで!プレイフルランジェリー実践ガイドをお届けいたします!

目次 -Contents

誰が、いつ、どんな時に着るの?

フェムケアやセクシャルウェルネスなど、これまでタブーとされてきた領域が、雑誌やテレビ、SNSにしれっと紛れ込む。日本の“タブーとされてきた領域に関する空気”は、確実に変わり始めている。価値観の多様性により、見えなかったものが少しずつ可視化され、語られなかったことが語られるようになった。ランジェリーも近年、そのムーブメントに乗って「開かれた存在」になったもののひとつと言えるだろう。

ランジェリーの中でもひときわ特別でセンシュアルな「プレイフルランジェリー」を知っているだろうか。

オープンクロッチ、オープンブラ、シェルフブラ……隠すべきとされるパーツをあえて大胆に見せるデザイン。いわゆるセクシーランジェリーと呼ばれるものだが、一昔前なら眉をひそめられたであろうこれらのアイテムが、いまでは「セクシャルウェルネスの時代だから」と、おしゃれな言い訳と共に語られるようになった。

これまでタブー視されてきたプレイフルランジェリーや小物たち
これまでタブー視されてきたプレイフルランジェリーや小物たち

これらのプレイフルランジェリーは、単なる“挑発的な下着”ではない。快適さや解放感をまとった、”静かなるアクセサリー”。そう思えば、購入に後ろめたさを感じる必要はない。

ただ、ここでひとつの疑問が浮かぶ。これほど大胆なプレイフルランジェリーを、誰が、どんな時に買っているのか。女性が積極的に手に取る姿は、まだあまり想像できない。

現実には、遊び心を持った男性が購入することの方が多いのかもしれない。では、そんなランジェリーを手にした瞬間、女性はどんな表情を見せるのか。驚き、戸惑い、あるいは心のどこかに眠っていた“スリルへの欲望”が静かに目を覚ますのか。

実際、プレイフルランジェリーの裏側には、まだ誰も語っていない小さな秘密のストーリーがいくつも潜んでいるはずだ。

次章では、偶然プレイフルランジェリーに触れた男女、そして日頃からランジェリーに親しむ女性の視点を紹介する。彼らはどう出会い、何が起き、どんな役割を果たしたのか。3つの声を、そっと拾い上げたい。

偶然のギフトがくれた、ふたりの温度

ケース① 同棲カップルの場合

同性の彼氏と同棲して数か月のエリカさん(仮名)。彼から手渡された突然のプレゼントが、逆にふたりの距離を縮めてくれた。そんな小さな事件をご紹介しよう。

プレイフルな仕掛けのランジェリーが、ふたりの距離をさらに近づける。
プレイフルな仕掛けのランジェリーが、ふたりの距離をさらに近づける。

エリカ:「同棲してからは、子供っぽいフリルやリボンのランジェリーは着けなくなって、大人らしいシンプルな下着にシフトしていたんです。

そんなとき、彼が“君の好みに合うんじゃない?”って、ネットでインポートの黒いシンプルなレースのランジェリーセットを買ってきてくれました。

彼は“センスいいの見つけたよ!”ぐらいの気持ちで渡したみたいなんですが、実はそのランジェリーには秘密があって…。

着てみた瞬間に予想外の仕掛けに気づき、思わず声を漏らしてしまいました。 鏡の前で身につけた瞬間、

『え…? ないんだけど!』って。

最初は本当にびっくりしましたね。まさかクロッチ部分が空いてるだなんて。

でも、仕立てのよいランジェリーだったのもあり不思議と嫌な気持ちにはならなかったんです。彼の無邪気な顔を思い出したら“バカだな”って笑えてきて…。それでなんだかドキドキしてきて、気持ちが少し高揚しました。

……でも今になって思うんです。

本当は彼、オープンクロッチだって知ってて買ったんじゃないかなって? 少し疑っています(笑)」

何気ない夜に訪れた、小さな再燃

ケース② 既婚カップルの場合

現在の妻と結婚して数年のタカシさん(仮名)。思わぬきっかけで夫婦の日常に訪れた、ちょっとしたハプニングを教えてくれた。

プレイフルランジェリーは夫婦の絆を深めるきっかけにも。
プレイフルランジェリーは夫婦の絆を深めるきっかけにも。

タカアキ:「ある夜、妻が明日のお出かけの支度をクローゼットでしているとき、寝室で寝る準備をしている僕に声がかかりました。

「明日の買い物、久々に街に出るから、ちょっと見て欲しいの。」そういう妻は一着のコルセットを取り出してスタイリングの真っ最中。

「デニムにジャケットを羽織るとき、もう一点アクセントが欲しくて買ったんだ」というそのコルセット。アートプリントの生地に、胸元が大胆にカットされたデザイン。

思わず僕は冗談めかして「それ、そのまま素肌に着たらセクシーじゃない?」と口に出しておどけてみせたんです。

最初は「何言ってるの」と笑っていた妻ですが、鏡に映る自分の姿を見て、ほんの少し頬を赤らめたのが分かりました。昼間はファッションとして選んだはずのアイテムなのに、柔らかな夜の照明に照らされるとまるで別の顔を見せる。僕自身もドキッとしてしまったのです。

パジャマに着替えるかと思いきや、そのまま鏡の前に立ち続ける妻。ほんのり熱を帯びた空気に包まれながら、何気ない夜が思わぬハプニングへと変わっていきました。

もしかして妻は、わざとあのコルセットを素肌に着るために僕を呼んだのだろうか? 考えると少し嬉しかったですね。」

プレイフルランジェリーが生む“感情“の演出

ケース③ プロが教える、F嬢のルール

F嬢にとってランジェリーとは、自分を飾り立てる大切な衣装。撮影や接客において自分を選んでもらうための“華”でもあります。日頃からさまざまな男性とひと時を過ごす人気F嬢のアイさんに、プロならではの視点で少し過激なプレイフルランジェリーについて伺いました。

ランジェリーはお互いの高揚感を高める特別なエッセンス
ランジェリーはお互いの高揚感を高める特別なエッセンス

アイ:「接客の現場では、常にランジェリーを着ているわけではありません。多くの場合は、男性からの依頼やプレゼントによる“オプションサービス”として着用します。その中でも、オープンクロッチやオープンバストなど、大胆なプレイフルランジェリーを贈ってくださるお客様は意外と多いんです。

せっかくいただいたものなので、ただ着けて見せるだけではなく”感情”を演出するようにしています。例えば、部屋の明かりを少し落として、タオルやローブで隠しながらじらすように見せたり(笑)。その一瞬でお客様の表情ががらりと変わり、驚きから笑顔へと移り変わり、やがて褒め言葉をシャワーのように浴びせ始めます。あまりにも褒められるので、ついこちらまで楽しくなり、気持ちが高揚してしまうのです。」

アイさんにとっても、ランジェリーはお互いの高揚感を高める特別なエッセンスだと言う。では、男性から女性へランジェリーを贈る際はどんなことに気をつけたらよいのだろうか。

「男性へのアドバイスですか?そうですね...こうした遊び心のあるランジェリーは日常的な下着ではありませんよね。女性が自分で用意するのは、たいてい自分を盛って見せてくれる鎧のようなランジェリーです。開放的でプレイフルなランジェリーを自分で用意することは稀です。ですから、そういう下着を男性の方から贈ることは、決して後ろめたいことではありません。むしろ最初は男性から贈ってほしいと思います。そこから女性がランジェリーの魅力に目覚めることだってありますから。」

男性からプレゼントされるランジェリーは女としての価値を測るものさし
男性からプレゼントされるランジェリーは女としての価値を測るものさし

「最後に、もう一点大切なのは、『質の良いランジェリーを選ぶ』こと。私は現場で、男性が心から喜ぶ瞬間を何度も目にしてきました。だからこそ断言できます。安っぽいものを送られると女性は『自分はその程度の価値しかない女と思われている』と感じます。安価なものを贈って失望させないことも重要です。」

こうして3つのケースを見てみると、プレイフルランジェリーに出会う瞬間は実に多彩だ。 サプライズとして偶然舞い込むこともあれば、長く寄り添う関係に新鮮な刺激を加えるきっかけにもなる。

そしてプロの現場では、ただの衣装を超えた“関係を動かすツール”として活躍している。ランジェリーは時に、男女の関係に彩りを添える。

プレイフルランジェリーは“ただのランジェリー”ではなく、ふたりの時間を一段とドラマティックにする秘密のアクセサリーであることは間違いなさそうだ。

ドラマティックな演出、ギフトな装い

ランジェリーが大人の甘い時間をさらに特別な時間にしてくれることはお分かりいただけただろう。では、ランジェリーと出会う瞬間をどうドラマティックに演出するか。本音では「スリルを味わうため」だとしても、スマートに、自然に。そこでSPLASH(スプラッシュ)が提案するのは、「ギフト」を装うアイデアだ。

ドラマティックな演出を叶えるランジェリーギフト
ドラマティックな演出を叶えるランジェリーギフト

創業から17年間、ランジェリーのギフトに携わってきたスプラッシュが、男女別の“ギフトの裏技”をお届けする。男性から女性へ、女性から男性へ。明日から実践できるランジェリーのギフトガイドを紹介するので、皆さんのライフスタイルに合わせて、自由にアレンジしてみてはいかがだろうか?

では早速、ケース別の実例を見ていきたい。

セカンド&リターン ふたりを動かす“秘密のギフト”

男性から女性に贈るセカンドギフト

セカンドギフト、つまり"第2の贈り物"だ。大人の男性なら“ギフトの二段構え”を仕込んでみてはいかがだろう?

男性から女性へのランジェリーギフト、大切なの3つのポイントとは?
男性から女性へのランジェリーギフト、大切なの3つのポイントとは?

記念日の夜、彼女に贈るのは2つのギフト。まずはディナーの席で、女性が必ず喜ぶ"ファーストギフト"を渡す。ジュエリーやバッグなど、彼女の心を満たす王道のプレゼント。その瞬間で記念日の演出はひとまず完成だ。

しかし、大人の男性ならここからが本番。 ホテルに着いてから、あえて間を置いて"セカンドギフト"である「ランジェリー」を渡す。ファーストギフトで心を満たし、セカンドギフトでさらに距離を近づける。この順番こそが重要なのだ。

もちろん大切なの順番だけではない。どんなランジェリーを用意するかというセンスも大切。なぜなら、男性から女性へのギフトは"女の価値を映す鏡"であり、男性の"格とセンスの試金石”だからである。

男性から女性へランジェリーをプレゼントする際に、大切なのは次の"3つのポイント"だ。

Second Gift – Sequence
STEP 01

プレゼントは2つ用意すること。ランジェリーは“セカンドギフト”とすることで遊び心が際立つ。

STEP 02

二人の関係性を踏まえて選ぶこと。まだ距離が浅いなら挑発的すぎるものは避ける。プレイフルすぎるランジェリーは親密さが増しているからこそ成立する、と心得る。

STEP 03

決して安物で済ませないこと。レースの質感や仕立ての丁寧さは、触れた瞬間にわかるもの。その逆も然り。質の妥協は、"女の価値"も"男の格"も安く見せてしまうので要注意。

大切なのは“いつ、なにを、どう渡すか”。その瞬間を演出できれば、ただの贈り物が特別な思い出になる。セカンドギフトは、彼女にとっては忘れられない夜になるはずだ。

女性から男性に贈るリターンギフト

女性だってプレイフルランジェリーに興味がある。それを身に着けて魅せたいと思う相手がいるときだってある。けれど、自分で用意するには少し抵抗がある……。

そんな時は“リターンギフト”を仕掛けてみるのはどうだろう?

男性からランジェリーギフトを贈られる、大人の女性のテクニック
男性からランジェリーギフトを贈られる、大人の女性のテクニック

会話のきっかけは、SPLASHのブック型オリジナルボックスに包まれたユニークなメンズ用ボクサーパンツのプレゼントから。日本ではあまり見かけないような、インポートの独創的なデザインを選べば、自然と会話のきっかけになるはずだ。

「ネット見てたら偶然見つけて。あなたに似合いそうだと思ったから、思わず買っちゃた!」

そう言いながら、すこしおどけた素振りでサプライズ的に手渡せば、彼は驚きと笑いで受け取ってくれるだろう。 けれど、そこで終わらせないのが大人の女性のテクニック。

「これ、どこで買ったと思う?」 そう質問すれば、次の会話に繋がるシナリオはもうできあがっている。

その後、続けてこう言うのだ。
「実はね、他にも可愛いものがたくさんあって!でも、自分で選ぶにはちょっと勇気がいるなって…」 言葉はそこで止める。あとは彼が「どんなもの?一緒に見ようか?」と自然に口にするのを待つだけだ。

ここで大切なのは、次の3つのポイント。

Return Gift – Sequence
STEP 01

まずは自分からギフトを贈ること。「どこで買ったんだろう?」と思わせるオリジナリティのあるアイテムを贈ることで、会話のきっかけを作る。

STEP 02

ギフトは親密さの伝わるアイテムを選ぶ。メンズ下着のギフトは二人の距離が近い証拠。それだけで関係性の深さを匂わせ、彼の興味を引き出す。

STEP 03

自分から欲しいとは言わない。あくまで余白を残し、彼に“選ぶ理由”をつくってもらうことが鍵だ。

自分から欲しいとは言わない。あくまで余白を残し、彼に“選ぶ理由”をつくってもらうことが鍵だ。 リターンギフトとは、彼を次の一歩へと導く、大人の女性ならではのドラマティックな仕掛けなのだ。

いかがだろう。男女それぞれ異なるアプローチを加えることで、ギフトは単なる贈り物の粋を超え、ふたりの関係を動かす小さなスイッチとなるだろう。

秘密を共有する扉、ドラマティックギフト

プレイフルランジェリーは、もはや禁断のタブーではない。彼が贈るランジェリーも、彼女が仕掛けるサプライズも、それは単なるプレゼントや思いつきの遊びではなく、ふたりが「秘密を共有する」ための合図。言わば、ふたりで開けるために存在する「秘密の扉」だ。

思いがけないギフトを差し出すときの高揚、受け取った瞬間に生まれる驚きや戸惑い、沈黙のあとにこぼれる微笑み。その一連のやりとりが、ふたりだけの小さな物語を密やかに紡いでいくだろう。

恋が始まった頃にはなかった親密さも、長く共に過ごすうちに少しずつ薄れてしまう新鮮さも、この小さなギフトひとつで鮮やかに息を吹き返す。

プレイフルランジェリーは、日常をもっとドラマティックに変えていく“秘密の扉”
プレイフルランジェリーは、日常をもっとドラマティックに変えていく“秘密の扉”

ランジェリーを「ギフト」に変える瞬間こそ、日常を非日常へと塗り替えるスイッチ。
プレイフルランジェリーの本質は、決して挑発でも奇抜さでもない。

それは、ふたりだけの時間をもっと深く、もっとドラマティックに変えていく“秘密の扉”。

女性にとっては「試してみたい」という冒険心をそっと後押しし、男性にとっては「彼女に着せたい」という願望を叶えるツールになる。

次は、あなた自身の物語を始める番。
気になるデザインを選びながら、“秘密を共有する楽しみ”を見つけてみてはどうだろう?

魅惑のプレイフルランジェリー

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