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ritola ランジェリーorヌード?!ほぼヌード化が進むトレンドの傾向を探る!

ランジェリーorヌード?!ほぼヌード化が進むトレンドの傾向を探る!

ボンジョールノ! SPLASH特派員リトラです。イタリア在住歴10年の筆者が、イタリアならではの情報や素敵なランジェリーブランドをご紹介しています。

春の訪れが例年より早い今年のイタリアでは2月末に桜のつぼみが開花していました!2月のイタリアは、「バレンタイン」「カーニバル」「ファッションウィーク」とイベントが盛り沢山でしたが、イタリアで”知らない人はいない”歴史ある音楽祭も開催されました。

ランジェリーで見た目も心もアップデートした先にあるもの

それは、アメリカのグラミー賞よりも古い歴史を持つ「サンレモ音楽祭」です。この音楽祭を振り返り、今のイタリアのトレンディなニュースをお伝えしていきたいと思います。

1951年から始まり今年は73回目を迎えた音楽アワードは、フランスとの国境近くにある海岸都市サンレモで開催され、イタリアの人気シンガーやグループが5日に渡って様々な楽曲を披露し、衣装も大きな話題になりました。

5日間テレビ局が生放送をしており、今年は過去最高視聴者数を更新。約1100万人が視聴したとのことで、夜の9時くらいから深夜の時間帯での生放送としては驚異的な数字であり、まさに国民的プログラムと言えるでしょう。

サンレモ音楽祭で影響力のあるインフルエンサーが発信したメッセージ

サンレモ音楽祭ではプレゼンターが2名~3名選ばれますが、その一人として今年選ばれたのは、イタリアで最も影響力があると言って過言でない女性インフルエンサーでした。(インフルエンサーがプレゼンターを務めたのは史上初)

ブロガー、デザイナー、起業家としての名声も持つ彼女はChiara Ferragni(キアラ・フェラーニ)です。彼女が連日着用したドレスは新聞やニュースでも取り上げられ、コラボレーションしたディオールにも視線が向けられました。

ただ美しいだけのドレスを選ばず、「女性に対する暴力との闘い」をテーマに作ったキアラのドレスは、女性を取り巻く差別や性暴力、有名人ならではの誹謗中傷のストレスなどを反映した深いメッセージが込められていました。賛否両論を生んだドレスでしたが、キアラを知らない視聴者層が彼女を知る機会となり、記憶に残るドレスが話題になったことからも彼女の挑戦は成功したと思います。

ランジェリーファッションを超えた「ほぼヌード化」が進むトレンド

Embed from Getty Images ヌードと見間違える裸体を描いた「だまし絵ドレス」を纏ったキアラ・フェラーニ
画像:Getty Imagesより

キアラ・フェラーニが着用したドレスはヌードにフォーカスしたデザインが多く、スリムなキアラのボディをありのままに表現していました。以前SNSのアンチコメントで「バストの整形をした方がいいのでは」と無情な書き込みをされた彼女が「女性らしさの基準はバストの大きさだけではない」と言っているように感じ、決してバストを誇張しないスタイルがとてもクールでした。

そして、「ほぼヌード」と表現されるトレンドの傾向にも触れてみましょう。

これは、ハリウッドのレッドカーペットでセレブが纏うネイキッドドレスに話題が上ったことが始まりでした。透け感のある素材からバストトップが丸見えだったり、ヌードのように見えるドレスはボディラインがそのまま透けて見えるなど、ランジェリーファッションの上を行く「ヌード化」現象が起こっています!あまりにも潔いスタイルから色眼鏡を持つ方がNGと言われているようです。

ランジェリーで見た目も心もアップデートした先にあるもの

更に、パリやミラノの2023-24年秋冬コレクションをチェックしていると、「透け感」「陰影」と言った繊細さがキーのセンシュアルな作品が印象に残ります。

「ヌーディ」という流れを表現するブランドの中で筆者の心を奪ったのはドルチェ&ガッバーナの洗練されたコレクションでした。

トレンドヒッターであるドルチェ&ガッバーナのコレクションからご紹介するのは「ほぼヌード」なのに洗練されているスタイル。スタイリッシュでアヴァンギャルド。透けるテクニックがベールの様に身体のカーブを惹き立て、ヌードよりもセクシーに魅せる、正にランジェリーとファッションのユニットではないでしょうか。

Embed from Getty Images Dolce&Gabbana 2023-2024 A/W Collectionより
画像:Getty Imagesより

Embed from Getty Images 画像:Getty Imagesより

ショートパンツより短いショーツラインのボトムはホットなトレンドアイテムと騒がれているので要チェック!ゴールドなど、メタリックな素材ならトライしやすそうですね。

イタリアの国民的ランジェリーブランド「INTIMISSIMI(インティミッシミ)」

イタリアで人気のあるランジェリーブランドと言えば「インティミッシミ」。“ロミオとジュリエットの街”として知られるヴェローナに本社を持つカルツェドニアグループが展開するブランドの一つで、インティミッシミは1996年に誕生しました。

品質が良く、上品なデザインのランジェリーを手頃なプライスで手に入れられるのが、多くの人から支持されるポイントで、ショッピングモールには必ず入っており、市のメインストリートにも必ず店舗を構えているためイタリアではとてもポピュラーなブランドです。

このインティミッシミのランジェリーデザインを2017年から手掛けるのは、先にご紹介したキアラ・フェラーニ。フェミニンな印象だった同ブランドにキアラがファッショナブルなスパイスを加えたことで新たなファンを増やすことに成功しています。

インティミッシミの2023年春夏新作コレクションの中からいくつかご紹介致しましょう。

ランジェリーで見た目も心もアップデートした先にあるもの Fearless Femininity Elettra スーパープッシュアップブラ
画像:intimissimi HPより

肩紐と同素材のモチーフが施されたアヴァンギャルドなデザインが目を惹くブラジャーは、デコルテを強調したデザインのトップスにぴったりな見せブラでランジェリーであることを忘れてしまいそう。ソフトパッド入りで美しいバストの形をキープしながらも締め付けのないソフトなレース素材を採用。目の覚めるようなフクシアピンクが妖艶な美しさを演出してくれます。


ランジェリーで見た目も心もアップデートした先にあるもの Pure Charmeトライアングルブラ&ショーツ 
画像:intimissimi HPより

こちらは肌を艶やかに見せてくれる最強のホワイトランジェリーです。パットやワイヤーのないブラレットは繊細なジオメトリック柄を施したレースで、優しくバストを包みます。ソフトな素材のサイドベルトとデリケートなレースとのコントラストが斬新でスタイリッシュ。フロントはラインストーンが付いたモチーフ付きです。

皮膚の一部のように馴染む薄さのレースは、クチュール仕立てのようなスカラップがランジェリーの美しさを際立たせます。


ランジェリーで見た目も心もアップデートした先にあるもの Stunning&Beauty レース&チュールボディスーツ 
画像:intimissimi HPより

レースとチュールを使用したボディスーツは、深く切り込んだフロントにワイヤーテープが添えられ、センシュアルな胸元を演出します。ハイカットのレッグラインがセクシーさを惹き立て、タイトなシルエットのボトムでもランジェリーのラインがアウターに響きません。ヌーディなトレンドファッションにエレガントさをプラスできる1枚になりそう!

こんなに素敵なのにお手頃プライスでお値段以上の満足感を与えてくれるインティミッシミ。イタリアンランジェリーは初めてという方にもトライしやすいブランドなのでチェックしてみて下さいね♪

美のアップデートを叶えてくれるランジェリー

夢のようなボディを誰もが持っているわけではなく、コンプレックスがない人なんていないもの。自信がない隙間を埋めてくれて美のアップデートを叶えてくれるのがランジェリーではないでしょうか。

ヌーディさがトレンド傾向である中、ボディの一部のようにフィットしリラックスタイムに寄り添いながら、艶感を演出してくれるランジェリーがポイントになる気配♪デコルテの見せ方でトレンディな着こなしを取り入れるのもお勧めです!

次回もイタリアより皆様のランジェリーライフの参考になる情報をお伝えします。素敵な春をお過ごしください。チャオ~!

各分野で活躍する方々に登場していたたきランジェリーや女性の美、最新の ファッションやコーディネイトに関する情報を発信していただく最新コラムです。

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