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憧れ!イギリスのランジェリー事情

sachi 憧れ!イギリスのランジェリー事情

ロンドン発!春画とランジェリーの美しいコラボ Coco de Mer

皆さま、こんにちは! SPLASH特派員、ロンドン在住のsachiです。
イギリスでは10月25日にサマータイムが終わり、日本との時差が9時間になりました。日が短くなっていくのを毎日感じていますし、ヒーターを使う日も出てきました。

さて、イギリスでは日本文化が注目され久しくなります。 私自身、イギリス人の夫と剣道道場を運営しているので尚更感じる部分があるかもしれません。 日本語を学んでいる人、お寿司に限らず和食がブームなこと、日本文化を紹介するイベントが各地で開催されていることなど在英日本人にとっては外国の方が日本を知ってくれることは嬉しい限りです。

今回ご紹介する「Coco de Mer」にも“日本”を見つけることができました。 ロンドン発、美しくセクシーなランジェリーがどのように日本を表現しているか興味が湧いてきませんか?さっそく、ご紹介しましょう!

2001年、Coco de Merはロンドン・ウエストエンドのコヴェント・ガーデンにオープンしました。

Coco de Merで今回特にご紹介したいコレクションは”Coco de Mer AW20 Lingerie”。 なんと、ランジェリーに「春画」の世界を取り入れているのです。 春画と言えば、様々なエロティックな喜びを描いた江戸時代の日本アートですね。 2014年にロンドンの大英博物館で”春画 日本美術における性とたのしみ”という特別展が開催されましたが、多くの入場者で大成功しています。 各英紙も、”人類史上、最も際どく素晴らしい”などと江戸時代のアートを評価をしたのです。

この春画をコラボさせたランジェリー、その名もHikaru, Akiko, Shobu, Sakura, Fuji, Azami。完璧に日本を意識しています。

sachi・ロンドン発!春画とランジェリーの美しいコラボ Coco de Mer

Hikaruは、ソフトゴールドの刺繍と細い黒のチュールが春画の夜空を表現したコレクションです。 体のしなやかなラインをそのまま活かすランジェリーは、ワイヤーがしっかりと入ったものとは全く違い、春画の細い線を想像させます。 ソフトゴールドと黒の組み合わせはとても気品があり、身につける女性の背筋が伸びるようです。

sachi・ロンドン発!春画とランジェリーの美しいコラボ Coco de Mer

Akikoは、体のラインの上を筆で描いたような艶やかな印象を持ち、春画の繊細な花柄を表現しています。透けるほど薄いチュールはまるでタトゥーのようにも見えたりします。 凛とした深紅のシルクが高級感のある雰囲気を出し、肌を綺麗に見せてくれます。

日本のアート春画の世界をランジェリーに取り入れたCoco de Mer。 それは春画のなかの自然をモチーフにし、身につける人の繊細な美を表現したアートなランジェリー。 現代の春画とも言えるのではないでしょうか。

大英博物館の春画展と同様、春画とランジェリーのコラボは大成功と言え、イギリスに住む女性たちの注目を集めることでしょう。

Coco de Merのあるロンドン・ウエストエンド、ミュージカルの舞台があったり、お洒落なレストランやカフェがあったりとカッコ良いエリアです。 しかしイギリスにはロンドン以外にも魅力的なエリアがたくさんあります。
次回は、イギリス北西部にあり3番目に大きい都市と言われるリーズでランジェリーを手作りしている「Something Wicked」のご紹介です。 どんなこだわりを持っているのか、ぜひお楽しみにしてください!

各分野で活躍する方々に登場していたたきランジェリーや女性の美、最新の ファッションやコーディネイトに関する情報を発信していただく最新コラムです。

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